ペットケア
〜(犬編)〜
大切な家族のケアについて
考えていきましょう。
今回は犬編です!
1.ブラッシング
ブラッシングは日常の小さな変化を見つけるための大切なケアですので、体中をくまなくチェックするように心がけましょう。
歯、耳の中、お尻など表面からはあまりみることのできない場所もよく観察してください。
歯磨き、耳掃除、肛門嚢(のう)絞りなど必要なケアが見つかる可能性があります。
よく慣れている犬なら喜ぶようなブラッシングも、時には苦手な子もいます。
その時は無理に行わず徐々に慣れさせてください。
ブラッシングの手順

①まずは体のどこか一部をなでます。
②なれてきたら体全体を撫でてあげてください。
③さらに慣れてきたらブラシを持った状態で、手で撫でてあげてください。
④そして体の一部をブラシで撫でてあげましょう。
ここまでくればもうほぼほぼクリアですね!
徐々にブラシを使える範囲を広げていきましょう。
2.歯磨き
歯磨きは老犬になってもちゃんと食事が摂れるために必要ですね。
口臭予防にも役立ちますので小さなうちから慣れさせてあげましょう。
ちなみに、犬の口臭はほとんどの場合が歯周疾患によるものですので、3歳を過ぎると80%以上の犬になんらかの歯周疾患があるといわれています。
歯磨きガムなども市販されていますのでうまく取り入れたいですね。
歯磨きに慣れさせる手順

①口の周りを触られることに慣れさせましょう。
②次に唇をめくって歯を見せてもらいます。このとき、大丈夫そうなら指で歯や歯茎を触らせてもらいましょう。
③次にガーゼを指に巻いて歯を触ります。兵器そうなら少し力を入れて、歯を磨くイメージでやってみてください。
④そして体の一部をブラシで撫でてあげましょう。
徐々に慣れてきたら犬用の歯ブラシなどを使ってケアをお勧めします。
3.爪切り
ブ爪切りは正しい歩行や犬自身の健康のため、また床やフローリングを傷つけないために必要なケアです。
伸びた爪ではうまく歩くことができませんので、定期的にケアをしてください。
犬の爪切りは慣れが必要です。はじめての爪切りで出血や無理な体制でいやな思いをしてしまうと、そのあとから嫌がるようになりスムーズにケアできなくなります。
まずは動物病院などでケアをしてもらい、やり方を教わって少しずつトライするようにしましょう。
不安があるうちはプロにケアしてもらう方がお勧めです。
4.耳の中
ある調査によると動物病院に来院した犬に最も多い疾病が外耳道炎との報告があるほどトラブルになりやすいのが耳の中です。
目や口の周りは気づくことができますが、見落としがちなのが耳の中です。
湿らせたガーゼなどで耳の裏や目に見える範囲の耳の中を拭いていきましょう。
このとき、水分を耳の中に残してしまうとあとでトラブルになりますので、必ず拭き取りましょう。
耳掃除のポイント

①耳の中がよく見えるよう明るい場所でおこないましょう。
②赤くなっている、腫れている、カサカサしたものがある、ジクジクしている、ニオイが異常に強いなど、気になることがあれば動物病院を受診するようにいたしましょう。
③耳の奥は危険が伴うので病院でケアをしてもらいましょう。
まとめ
ケアをすることはしつけの一環として考えるようにしましょう。
子犬のうちから少しずつ慣れさせることで多くなっても
嫌がることなくケアさせてくれるようになります。
里親など大きくなってから迎え入れた場合も、あせらず徐々に慣れさせるこ
とでできるようになりますので諦めないように根気よく続けましょう。
できないからといって放置するのではなく、できるようにペットとともに
努力することでお互いの絆が生まれます。
嫌がる時は無理をして続けるのではなく、様子を見ながらおこなってください。